関東から北海道に移住した北海道をこよなく愛する管理人(♂アラフォー)が、釧路札幌を車で移動するときに利用するいちばんエコなドライブルートを紹介しています。

釧路札幌ドライブルート

アドセンス 728×90




ルート周辺の話題

北海道はシカの楽園! 衝突事故を避けるためにドライバーが知っておきたい基礎知識まとめ。

投稿日:2017年10月21日 更新日:

北海道をドライブするなら、忘れちゃいけないのがエゾシカの存在。衝突事故が後を絶ちません。

かなり気を付けていたわたしですが、ついにやってしまいました。事故のあと道路に放置されていた死骸に乗り上げた二次事故です。

夜間に郊外を走行中、前方に大きなシカが横たわっているのが目に入ったときには時すでに遅しでした。対向車がいたのでロービームにしており、発見が遅れました。乗り上げたあとはカラカラと異音はするし、車内には焼肉臭が充満。

翌日ディーラーに駆け込むと、車体の底の部品が凹んでいるとのこと。肉片がたっぷりと部品の上に乗っかっていたそうです。

トラックがはねたシカが対向車のフロントガラスを突き破って、運転手が亡くなるというもらい事故があったことを思い出して、車だけでよかったと自分を納得させた次第です。

 

対策を講じているけど防ぎ切れません

北海道は、特に道東の国道脇によく見られる風景です。シカが道路へ侵入することを防ぐ「侵入防止柵」。

国道脇のエゾシカ侵入防止柵

遊園地の入り口にあるような一方通行のシカ専用入口。道路からは入れますが、出ることはできません。

エゾシカ侵入防止柵のエゾシカ専用入口

国道を柵で囲むという気が遠くなるような事業を行わないといけないくらい、エゾシカと自動車との衝突事故が多い北海道。

2017年9月27日の北海道新聞にこんな記事が出ていました。

シカ侵入防止柵整備に2.5億円 国交省北海道局
国土交通省北海道局は26日、北海道開発の重要分野の施策に充てる北海道特定特別総合開発事業推進費(得得推進費)として、道路整備事業1件に国費2億5500万円を分配すると発表した。
北方領土隣接地域の交通安全対策として国道244号の本別海地区に全長12キロのシカ侵入防止柵を整備する。

12キロの柵を設置するのに2億5500万円とはびっくり! それだけ深刻なんですね。

統計によると、平成27年は北海道全体で2,010件の衝突事故が発生しています。うち人身事故は2件。統計に出てこない事故もたくさんあるはず。

当サイトで紹介しているルート(釧路、十勝、上川、空知、石狩)に絞った交通事故発生件数がこちら。

平成27年 エゾシカが関係する交通事故発生状況」(北海道環境生活部環境局エゾシカ対策課)を加工して作成

エゾシカの生息数は推定で平成22年度が66万頭。これをピークに減少に転じて、平成27年度は47万頭と推定されているのですが、その割に事故件数は減っていないようですね。

続いて、月別発生件数です。


平成27年 エゾシカが関係する交通事故発生状況」(北海道環境生活部環境局エゾシカ対策課)を加工して作成

10月がダントツです。というのも、エゾシカの繁殖期は10月~11月。この時期は動きが活発になり行動範囲が広がるのです。

 

衝突事故を避けるための基礎知識

生態を知っておくことが肝心です。

 

飛び出しが多い時間帯を避ける

飛び出しが多いのはエゾシカが移動する時間帯です。一番多いのは、日暮れ前後の16時~18時台のお食事タイム。基本的には早朝と夕方が要注意です。

なんでも、人間が活動する昼間を避けているとか。確かに、狩猟も有害駆除も行われていない知床では、人が来ようが日中だろうが、道路をのんびりと横切って悠々と草をはんでますからね。

 

1頭いたら必ず後に続くと思え

エゾシカの雌は家族で群れをつくって生息しています。雄は単独なんですが、繁殖期に入るとハーレムを作ります。

移動も群れ単位なので大所帯。道路を1頭横切ったら、2頭、3頭と続くと思って間違いありません。「あ~行った」と思って安心したとたん、遅れて現れたシカとぶつかることはよくあるパターンです。

 

滑るんです

エゾシカの蹄(ひづめ)って、アスファルトの上では滑るみたいなんですよ。車を見て逃げようとしたシカが、ドリフのコントみたいに滑って転ぶ姿を何度か見たことがあります。

軽くパニックになるみたいで、慌てふためいた挙句、進行方向に先導走りされたこともあります。

落ち着きを取り戻して山に去っていくまで、しっかりと見届けてあげましょう。動物愛護の観点からもケガはさせたくないですよね。後味悪いですから。

 

ヘッドライトは上向きにする

シカの目は、ヘッドライトが反射して光ります。ヘッドライトを上向きにして早めに発見するのがコツ。

ただし、これも万能ではありません。わたしの経験では、山道のコーナーを曲がり切ったところにお尻を向けた巨大な雄がいたことがあります。

なんせエゾシカは、雄になると最大で体重150キロ、体長190センチに達する国内最大の草食動物ですから、当たったらひとたまりもありません。

 

スピードは出さないに限る

行きつくところはコレでしょう。

急ハンドルを切れば、路外に逸脱したり、スリップして対向車線に飛び出すかもしれません。ブレーキで回避できるのがベストです。

スピード出していなければ、万が一のときの衝撃も弱まるというものです。

 

衝突事故をおこしてしまったら

ちゃんと処理してくださいね。

道路脇の斜面にいたエゾシカの雄

 

警察に連絡する

まずは事故の発生を警察に連絡すること。ドライバーや同乗者が負傷したり、ガードレールなどを破損させたり、後続車との衝突などが発生したら、それも伝えます。

車両が破損した場合は単独事故扱い。車両の修理には任意保険を使います。それには事故証明が必要になりますから、お忘れなく。

ドライバーや同乗者が負傷したら人身傷害補償や搭乗者傷害で、ガードレールや対向車に被害を負わせたら対物賠償責任保険、歩行者なら対人賠償責任保険で補償されます。

保険に関しては契約によって変わりますから、自分の保険を確認してみてください。ちなみに、うちの車は古いので車両保険はつけてません。

衝突したけど車には問題ないからと、そのまま立ち去るのは絶対にダメですよ。二次事故を防ぐためにも、必ず連絡してくださいね。

 

道路管理者に連絡する

エゾシカが死んでいるのを見つけたら、道路管理者に連絡します。

一般道なら管轄の市町村、保健所や警察。国道や道道なら管轄の土木事務所。高速道路ならNEXCO。

緊急なら「#9910」に電話します。これは国土交通省が提供している「道路緊急ダイヤル」というサービス。24時間対応で通話無料です。

音声ガイダンスに従っていくと、管轄の道路管理者につないでくれます。

 

修理代金は平均51.8万円

日本損額保険協会による2016年度の調査では、エゾシカとの衝突事故による車の修理代金は、平均51.8万円だったそうです。
※2016年10月~11月保険金平均支払額

理由のひとつは自動車のハイテク化による修理費の上昇。ハイブリットカーや電気自動車、電装系の進化で部品が高価になっているから。

わたしの周囲では廃車にしてしまった人も多いので、修理がきく範囲ならまだいい方だと言われそうです。

シカとの衝突事故は命に関わることもありますから、車が身代わりになってくれたと思えば安いものかもしれませんね。

 

参考
「エゾシカ衝突事故マップ」北海道開発局釧路開発建設部
「クルマ何でも質問箱 Q野生動物と遭遇、衝突したら?」JAF
「道路緊急ダイヤル(#9910)」国土交通省
「エゾシカとの衝突事故の実態調査結果を公表(2017.1.19)」日本損害保険協会北海道支部

釧路札幌ドライブルート レクタングル(大)336×280




釧路札幌ドライブルート レクタングル(大)336×280




メニュー(下部)

-ルート周辺の話題

Copyright© 釧路札幌ドライブルート , 2019 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.