関東から北海道に移住した北海道をこよなく愛する管理人(♂アラフォー)が、釧路札幌を車で移動するときに利用するいちばんエコなドライブルートを紹介しています。

釧路札幌ドライブルート

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ルート周辺の話題

道路脇にある棒(ポール)やネットは何? シマフクロウを交通事故から守る横断防止ポールです。

投稿日:2017年6月21日 更新日:

こういうポール、見たことありませんか?
わたしは交通安全の注意喚起の旗だと思ってました。

黄色い旗がついたシマフクロウ横断防止ポール

 

こういうタイプもありますね。ワイヤーロープです。
落下防止にしては頼りないし…とずっと謎だったんですよね。

ワイヤーロープがついたシマフクロウ横断防止ポール

 

シマフクロウのための横断防止でした

このポールやネットは、国内では北海道にしか生息していないシマフクロウを交通事故から守るためのもの。シマフクロウが道路を低空飛行しないように邪魔をするのが役目です。

シマフクロウは言わずと知れた国の天然記念物。全長66~69cm、翼を広げると180cmにもなる日本最大のフクロウです。

推定個体数はたったの140羽ほど!

環境省のレッドリストでは、ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い「絶滅危惧IA類」に指定されています。

かつては森林の減少や河川のダム設置、生息地への人間の入り込み、現在は交通事故や感電事故、魚網に絡まったりといった人的要因がシマフクロウの生息を脅かしているんだとか。

なかでも、釧路湿原野生生物保護センターに保護収容されたシマフクロウの21%は交通事故(列車と自動車による)が原因。最大の死因でもあります。(平成6年~26年度の調査)

 

ポールの下には河川がある

橋の下から見たシマフクロウ横断防止ポール

ポールは橋の上に設置されています。一見して橋に見えない場所でも、よく観察してみると下に川が流れています。

シマフクロウは河川や湖沼周辺の森林に生息して、川魚を主食に、カエルや小哺乳類なども食べているんですね。

自動車による交通事故では、車にひかれた小動物などを狙って路上に降りて車と接触するケースがひとつ。

もうひとつが、河川流域に生息するシマフクロウが移動のために橋の上空を通過したり、獲物を探して川のそばを低空飛行していてるとき、車と接触するケース。

後者を防止するために、橋の両脇に視認性の高い複数のポールを一列に設置しているというわけです。

猛禽類研究所の助言で作られた事故防止ポールの高さは4メートル。幅もシマフクロウが通り抜けできない間隔で設置。

シマフクロウが橋の上空を通過するときに、自動車の高さよりも高い高度へ誘導して、車との接触を避ける効果を狙っているそうです。

 

生息は道東が中心

シマフクロウの横断防止ポールは、道東ではごく普通に見られるようになりました。新しく出来た道路には必ずありますね。

道東自動車道上にもあります。これは阿寒ICの近く。

道東自動車道のシマフクロウ横断防止ポール

 

根室、知床方面に向かうと、どんどん数が増えていきます。それもそのはず、推定される個体数140羽の半分が知床半島に生息してるから。

シマフクロウは通常、ひとつの川にひと家族しか棲むことができないそう。

しかも、水深が浅く、流れが穏やかで、冬にも凍結しない湧水の豊富な川という条件です。そして、そこには巣を構えることができる直径約60cm以上もある木洞を持つ巨木がなくてはいけません。

このポールを見かけたら、近くにはシマフクロウが生息できる豊かな環境があるということでもあるんです。

 

参考
「シマフクロウ」
「シマフクロウ生息地拡大に向けた環境整備計画」平成25年3月 環境省北海道地方環境事務所、林野庁北海道森林管理局
「交通事故」猛禽類医学研究所

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